PCB Gone法
コンテナプラントによる唯一の移動式PCB廃棄物無害化処理技術日本で技術認証された世界最大の処理能力と実績を持つ米国SDマイヤーズ社の技術です。
PCB処理装置の概要
PCB Gone法は日本の廃棄物処理法に基づく「特別管理一般廃棄物及び特別
管理産業廃棄物の処分又は再生の方法として環境大臣が定める方法」
(平成4年環境省告示 第194号、最終改正平成16年環境省告示 第25号)に
おいて、脱塩素分解方式位置づけられている米国SDマイヤーズ社の技術です。
トランス容器内から抜き取ったオイルは、処理装置本体内にある脱水工程を
経て主反応工程で脱塩素反応を進行させ、後処理工程で副産物の分離等を
行います。再生油の性状は石油から合成した新品のトランス油と同等です。
日本国内ではトランス油として再利用は禁止されています。
処理後はA重油相当品になりますので、燃料として使用できます。
また、処理の副産物としてNaOH(Ph13程度)が生成されますが、工業原料とし
て売却も可能です。直結洗浄処理されたトランスの、鉄、銅は有価物として
スクラップ処理ができます。
【安全で確実なシステム】
・国の処理技術評価を受けた脱塩素分解処理方式(金属Na脱塩素法)です。
・コンテナ式で保管場所へ自由に移動でき、廃棄物運搬が不要となります。・原理は単純で制御も容易なのでPCBの分解反応が確実に進行します。
・処理温度(120℃)は、それほど高くなく、圧力も常圧に近く危険性の少ない
方法です。
・PCB分解処理中は、温度、圧力、流量などを常時監視して安全に処理しま
す。
・コンテナ内に分析用ラボを設置しているので常時モニタリングをして処理状
況が確認できます。
・処理済油は、必ず分析を行い、基準値以下である事を承認します。
・処理の必要な排水、排気はなく環境への影響を考慮したシステムです。
【環境に対する装置(施設)の安全性の確保】・PCB処理管理区域の配管接続は溶接接続を採用しバルブ、フラン時接続部
は耐圧防爆接続を採用しています。
・ PCB処理管理区域のタンク、配管は窒素充鎮下の閉ループシステムで内部
物質が外部の空気と接触することは、ありません。
・タンク、配管には流量計、温度計、油圧計等の測定器を設け常時監視を
行います。
・処理システムは半自動で運転します。異常警報があれば処理システムは緊急
停止以上部分を遮断して異常事態に対処します。
・油の漏洩対策として、防油堤、油溜め枡を設け装置内の最大貯油量が流出
しても外部に流出しない構造になっています。
・PCB処理システムは、外部接続処理の必要のない自己完結型の処理システ
ムで環境に影響のある排水などは、ありません。
詳しい仕様はコチラから≫(PDFファイルが開きます)